
パルシステム生活協同組合連合会は9月7日、低利用魚「ヤナギノマイ」を活用した新商品「礼文島船泊の産直・柳の舞開き干し」を発表しました。産直提携を結ぶ船泊漁業協同組合(北海道礼文町)が水揚げした魚を使った商品で、注文受付は9月8日から開始する予定です。
北海道の水産資源を維持し、地域の水産業を応援することを目指すとしています。
商品概要

- 商品名:礼文島船泊の産直・柳の舞開き干し
- 内容量:2枚300g
- 通常価格:430円(税込)
- お届け温度帯:冷凍
商品の利用には、パルシステムグループ10生協(1都11県)への加入が必要です。
開き干しの特長と食べ方
礼文島船泊で水揚げされたヤナギノマイを開き、一晩塩水に漬け込んだ後に干し上げた商品です。淡白でありながらもしっとりとした味わいと、豊かな脂ののりが特長です。
調理方法は、冷凍のままグリルやフライパン等で身側と皮側をそれぞれ約7分加熱する仕様で、日常の食卓に取り入れやすい一品です。
水産担当者は、産地で出会ったヤナギノマイについて「ノドグロのようにジューシーで、くせがありません」と評価し、2年の開発期間を経て商品化を実現したとのことです。
低利用魚ヤナギノマイとは
ヤナギノマイはホッケの混獲魚で、鋭いヒレがあるため網から外す作業に労力を要し、地域外での知名度が低いため市場で値が付きにくい低利用魚とされてきました。一方で、白身の脂ののりが良く、地元では刺し身や煮つけ、塩焼きなどで長年親しまれてきた食材です。
2019年12月にパルシステムと産直提携を結んだ船泊漁業協同組合との定期的な産直会議で本食材が紹介されたことをきっかけに、商品化の検討が始まったとのことです。
水産資源の減少が課題となるなか、低利用魚に適正価格を設定して流通させる仕組みを構築すれば、漁業者の生業を支え、持続可能な水産業の実現につながるとしています。
低利用魚活用の今後の展開
パルシステムは2022年4月、地域内での消費にとどまっていたニシンを商品化し、利用の定着を促進した実績があります。未利用・低利用の水産資源に注目し、独自の流通網で利用者に提供することで、資源の有効活用と生産地への応援を両立させているとのことです。
ヤナギノマイについては、今回の商品の供給にくわえ、11月に「西京焼き」の企画も予定しており、継続的な消費機会の創出を目指すとしています。
水産担当は「本商品を通じ、知名度のない低利用魚も優れた品質を持ち、多様な水産資源が存在すると多くの利用者に知ってほしいです」と語っています。
- パルシステムのサステナブルアクション「お魚食べよう」:https://www.pal-system.co.jp/koeteku/sakana/
- パルシステムのサステナブルな水産:https://www.pal-system.co.jp/sustainability/food/sustainable-seafood/